Shuアモンの谷中です。
最近は急な気候の寒暖差や空気の乾燥で体調管理が難しい季節ですよね。
風邪やウイルスなどから身体を守るためにはまず免疫力をしっかり高めなければいけませんが、皆さんは喉年齢という言葉をご存知でしょうか?
喉の健康は、私たちの生活の質(QOL)に大きな影響を与えるだけでなく、身体全体の免疫力とも密接に関わっています。加齢によって喉の機能が低下し、「喉年齢」が上がると、誤嚥(ごえん)や感染症のリスクが高まり、結果的に免疫力の低下を招くことがあります。今回は、喉年齢と免疫力の関係についてご説明していきます。
- 喉年齢とは?
喉年齢とは、喉の筋力や機能の老化度を示す指標であり、実年齢よりも高くなると、喉の衰えが進んでいることを意味します。喉は、発声・嚥下(えんげ:飲み込み)・呼吸といった生命維持に不可欠な機能を担っており、加齢とともにこれらの機能が衰えると、さまざまな健康リスクが生じます。
喉年齢が上がる原因
- 声帯の筋肉の衰えにより、声がかすれたり出にくくなる
- 嚥下機能の低下により、食べ物や飲み物を飲み込みにくくなる
- 唾液の分泌量が減少し、喉の乾燥や異物を除去する力が低下する
- 喉の健康と免疫力の関係
喉は、外部からの異物や細菌・ウイルスが体内に侵入するのを防ぐ第一の防衛ラインです。喉の機能が低下すると、感染症に対する抵抗力が落ち、全身の免疫力も低下します。
① 唾液と免疫力
唾液には、免疫機能を担うさまざまな成分が含まれています。例えば、リゾチームやラクトフェリン、IgA(免疫グロブリンA)といった抗菌・抗ウイルス作用を持つ成分があり、これらが喉を保護し、病原体の侵入を防いでいます。しかし、加齢やストレス、口呼吸の習慣によって唾液の分泌量が減ると、喉の防御力が低下し、ウイルスや細菌の感染を受けやすくなります。
② 喉の乾燥と感染症リスク
喉が乾燥すると、喉の粘膜に付着したウイルスや細菌を洗い流す機能が低下します。特に、冬場やエアコンの効いた環境では喉の乾燥が進み、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。また、コロナウイルス感染症(COVID-19)においても、喉の乾燥を防ぐことが予防の一環として推奨されています。
- 喉年齢を若く保ち、免疫力を高める方法
喉の機能を維持し、免疫力を向上させるためには、日頃から適切なケアが必要です。
① 喉を鍛えるエクササイズ
喉の筋力を維持するためには、定期的な発声練習やストレッチが有効です。
- 「あ・い・う・べ」体操:大きく口を開けて「あ・い・う・べ」と発声することで、喉や口周りの筋肉を鍛える
- ガムを噛む:咀嚼(そしゃく)を増やすことで、喉や顎の筋肉を鍛え、唾液の分泌を促進する
- 声を出す習慣をつける:会話や歌を歌うことで、声帯や喉の筋力を維持する
② 水分補給と保湿
喉の乾燥を防ぐために、こまめな水分補給を心がけましょう。特に、就寝中は唾液の分泌が減るため、寝る前に水を飲むことが推奨されます。また、加湿器を使用することで、室内の湿度を適切に保つことも重要です。
③ 免疫力を高める食生活
喉の健康を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。
- ビタミンA(粘膜を保護):にんじん、ほうれん草、レバーなど
- ビタミンC(免疫力向上):柑橘類、ピーマン、ブロッコリーなど
- タンパク質(喉の筋力維持):魚、肉、大豆製品、卵など
- 発酵食品(腸内環境を整え免疫力アップ):ヨーグルト、納豆、味噌など
喉の機能は、発声や嚥下だけでなく、免疫力とも深く関係しています。喉年齢が上がると、誤嚥性肺炎や感染症のリスクが増加し、全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、日常的なトレーニングや生活習慣の見直しによって、喉の健康を維持することが大切です。
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