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東洋医学から見る春の疲労とは??

Shuアモンの谷中です。

今回は春に感じる疲労とはどのようなものか東洋医学の観点から見ていきましょう。

東洋医学は、体の調和とバランスを重視し、四季の変化による気候や環境の変化が人体に与える影響を考える医学の一環です。春は陽気が温暖になり、自然界が活気づく季節ですが、体調に不調を感じる人も多いとされています。以下に、東洋医学の観点から春の不調について詳しく説明します。

  1. 木の気質(春の五行): 東洋医学では、五行説と呼ばれる考え方があり、春は「木の気質」に関連付けられています。木は成長し、芽が出る季節であり、このエネルギーが人体にも影響を与えます。春は新しい始まりや成長の時期であり、このエネルギーが過剰になることで、不調が生じる可能性があります。
  2. 気の滞りと不調: 春は気が動き始める季節であり、気の流れが滞ることで体調不良が生じると考えられています。気は体内を巡り、臓腑や経絡を通って調和を保っていますが、気の滞りが起きると体のバランスが崩れ、さまざまな不調が現れる可能性があります。
  3. 風邪やアレルギーへの影響: 春は花粉が飛散する季節であり、アレルギー症状が出やすい時期でもあります。また、気温の変化や風邪も春に多く見られる症状です。東洋医学では風は病気をもたらす因子と考えられ、風邪やアレルギーは体内の気や陰陽のバランスが崩れた結果とされています。
  4. 肝臓の働きと関連: 東洋医学では臓腑(内臓)と五行の対応があり、春には肝臓が関連付けられています。肝臓は気の滞りを取り扱い、血液を整える働きがあります。春になると肝臓のエネルギーが強まり、肝気の乱れが不調の原因となることがあります。

春は東洋医学において五行説と呼ばれる考え方に基づき、「木の気質」に関連づけられます。五行説は、自然界の変化や季節のエネルギーが五つの要素(木、火、土、金、水)に分類され、それぞれが体内の臓腑や経絡、エネルギーの動きと関連づけられています。春は「木の気質」であり、これには肝臓と胆のうが主に関連しています。

木の気質の主な特徴は、成長、柔軟性、創造性、計画性などです。春の季節は新しい始まりや成長の時期であり、木のエネルギーが活発になることが期待されます。しかし、木の気質のバランスが崩れたり、過剰になるとさまざまな疲労や不調が生じる可能性があります。

◇東洋医学の視点から見た春の疲労の原因とは??◇

  1. 肝臓の疲労: 木の気質に関連づけられた主要な臓器である肝臓は、体内のエネルギーの流れや調整を担当しています。春になると肝臓のエネルギーが強まり、これが過剰になると肝臓の疲労が生じる可能性があります。肝臓の疲れは、イライラやストレス感の増加、頭痛、肩こり、視力の変化などの症状を引き起こすことがあります。
  2. 気の滞り: 木の気質が過剰になると、気の流れが滞りやすくなります。気の滞りは、体内のエネルギーの円滑な流れを妨げ、さまざまな不調を引き起こす可能性があります。これにより疲労感、消化不良、頭痛、不眠などが現れることがあります。
  3. ストレスと感情の不調和: 木の気質が過剰になると、ストレスが増加しやすくなります。肝臓は感情の調整にも関与しており、木の気質の不調和は情緒不安定やイライラ、怒りっぽさなどの感情的な疲労をもたらすことがあります。

木の気質による疲労や不調を和らげるためには、バランスを取り戻し、エネルギーの流れを促進することが重要です。適切な食事、運動、良質な睡眠、ストレス管理などが役立ちます。

 

気候の寒暖差や生活環境の変化の多い季節ですので疲労も溜まりやすいかと思います。

心身の健康バランスを整えて疲れにくいカラダ作りを心掛けましょう♪

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