Shuアモンの谷中です。
5月になりゴールデンウィークでお出かけされる方や、お家でゆっくりされる方も多くいらっしゃるでしょうか。
外出時も気温が暖かくなり過ごしやすい気候になってきましたが身体の中(内臓)も春は活発に動き出す季節なんです。
しかし生活リズムの乱れ等により内臓機能が働きすぎてしまい疲労に繋がりやすくなってしまうという思わぬ不調に悩まされる場合があります。
そこで今回は、春の季節に疲労を感じやすい臓器とその疲労の解消法を少しご紹介させていただきます。
春に疲れやすい内臓:肝臓「肝(かん)」
春に肝臓が疲れやすい原因
1.春=肝の季節
東洋医学では、春は「肝(かん)」と深く関係する季節とされています。肝は気(エネルギー)や血の流れ、自律神経のバランスを司るため、春の気候変動や環境の変化により影響を受けやすくなります。
- 春は「陽気」が高まり、気が活発になる時期
- 肝はストレスや怒りに影響を受けやすい臓器
- 季節の変化で自律神経が乱れやすく、肝の機能が低下しやすい
- 生活リズムの変化と代謝の変化
春は年度の変わり目で、生活環境の変化が多く、ストレスや睡眠の質の低下につながります。また、冬に溜め込んだ老廃物の排出が始まるため、肝臓の負担が増加します。
- 環境の変化(進学・転勤・引越しなど)
- 花粉症によるアレルギー反応(肝臓での処理負担増)
- 気温差による自律神経の乱れ
- アルコール・食生活の乱れ
肝臓の疲れを軽減する対策法
- 食生活の改善
- 肝臓をサポートする食品:しじみ、タウリン豊富なイカ・タコ、ウコン、緑黄色野菜(ブロッコリー、ほうれん草)、発酵食品
- 脂肪・アルコール・添加物を控える
- 甘い物や刺激物の過剰摂取を避ける
- 睡眠と休息
- 夜10時〜深夜2時は肝臓の解毒活動が活発になる時間帯。早寝を心がける。
- 質の良い睡眠で回復力を高める
- ストレス対策
- 深呼吸、瞑想、軽い運動(ウォーキング、ストレッチなど)で自律神経を整える
- 感情を溜め込まず、リラックスできる時間を持つ
- 軽い運動習慣
- 血流を促し、肝の働きをサポート
- 春の陽気に合わせて朝の散歩やストレッチなどを取り入れる
春は肝臓にとって「デリケートな時期」。自律神経やストレスの影響を受けやすく、食事や睡眠、ストレス管理を意識することで、肝の疲れを防ぐことができます。
内臓を労わりつつ健康的に春を乗り切れるように心がけましょう。